パリ旅行中、ルーヴル美術館のすぐそばで立ち寄った
ラーメン屋『こだわり Tsukiji(KODAWARI RAMEN Tsukiji)』。
“こだわり”という日本語そのままの名前からして気になっていたのですが、
実際に入ってみると…想像以上に築地市場そっくりでびっくり!
今回は、そんな『こだわり Tsukiji』で体験した「食×空間」の驚きを、写真付きでレポートします。
『こだわり Tsukiji』ってどんなお店?
『こだわり Tsukiji』は、築地市場をコンセプトにしたラーメン屋さん。
オーナーはフランス人のジャン=バティスト・ムズニエ氏。
日本の食文化や空間に強く惹かれ、
何度も来日して築地や地方の市場を研究し、
このお店をつくり上げたそうです。
ただのラーメン屋ではなく、“日本を五感で体験する場所”として設計されているのが大きな特徴。
2023年にはJ-WAVEの特集でも紹介され、注目を集めています。
📍ルーヴル美術館から徒歩圏内。観光ついでに立ち寄れる立地
お店の場所は、ルーヴル美術館から徒歩10分ほど。
カルチェ・ラタンの落ち着いたエリアにあり、
観光の合間にちょうどいい立地です。
私たちが訪れたのは平日の昼でしたが、すでに店の外には数人の行列が。
周りはフランス人観光客や地元の人ばかりで、日本人は私たちだけでした。
🐟 一歩入れば“ここは築地!?” 本気の空間演出に圧倒


お店に入ってまず驚くのが、その内装の再現度の高さ。

- 発泡スチロールの魚箱にマグロやうなぎ
- 市場の業者風の装飾
- 白い長靴を履いたスタッフ
- 狭くて活気ある通路
- 和の音楽や市場の掛け声のようなBGM


まるで築地市場の一角に迷い込んだような空気感で、パリにいることを忘れてしまうほど。
「観光地のなんちゃって和風」とはまったく違う、“本気の再現力”です。
🍜 注文したのは「Sea Bream Shio Ramen」

今回は定番の鯛塩ラーメン(Sea Bream Shio Ramen)を注文。
透き通ったスープに、低温調理の鯛チャーシュー、
半熟卵、彩り野菜などが盛られていて、見た目も美しい一杯。

スープは見た目以上に脂のコクがしっかり感じられ、
想像していた“あっさり系塩ラーメン”とは少し違う印象。
人によっては油っぽいと感じるかも。
🥟 餃子?頼んでみたら全然違った(笑)

サイドメニューで「餃子(Gyoza)」も頼んでみたのですが、
見た瞬間「えっ、これ餃子!?」とびっくり。
ラビオリのような薄い皮に具材を包み、
ピリ辛ソースがかかった創作系のおつまみ風。
日本でイメージする焼き餃子とはまったく別物でした。
💰値段は妥当?パリの物価と比べた印象

ラーメンは14〜19.5ユーロほど。
鯛塩ラーメンは19.5ユーロと、決して安くはないですが——
✔ パリ中心部で
✔ この空間演出と話題性
✔ きちんと作られた味
…を考えると、価格は妥当だと感じました。
むしろ、「体験料込み」と考えれば満足度は高いです。
✅まとめ|ヨーロッパで食べるラーメンとしては◎。ただし…
『こだわり Tsukiji』は、
- 築地市場を本気で再現したユニークな空間
- 鯛の出汁が効いたしっかり味のラーメン
- 観光途中に立ち寄れる便利な立地
と、ヨーロッパでラーメンを食べるなら満足感があります。
ただし正直に言うと、
日本から来たばかりの観光客には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ラーメンの完成度や繊細さはやはり“日本クオリティ”に慣れていると厳しく見てしまうかも。
でも、「ここまでやるか!?」と思える空間づくりと、
日本文化へのリスペクトはぜひ体感してほしいポイントです。
🗺店舗情報(こだわり Tsukiji)
- 住所:29 Rue Mazarine, 75006 Paris, France
- 最寄駅:Louvre Rivoli駅/Odéon駅から徒歩圏
- 営業時間:12:00〜15:00/18:00〜22:30
- Instagram:@kodawari_ramen
おすすめ度
Kodawari Ramen Tsukiji (ラーメン / パリ)
昼総合点★★★☆☆ 3.5



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