ブリュッセルから電車で約1時間。
ベルギー旅行2泊3日の2日目は、
中世の街並みがそのまま残る世界遺産の街・ブルージュへ日帰りで行ってきました。
運河と石畳、赤レンガの家並みに囲まれたこの街は、
まるでお伽話の舞台のような美しさ。
徒歩でしっかり楽しめるコンパクトな街なので、
日帰りでも観光スポットやベルギーグルメ、クルーズ体験までしっかり楽しめます。
今回は、実際に巡った観光ルートを1日の流れに沿ってまとめました。
ベルギー旅行1日目の記事はこちら↓
ブリュッセルからブルージュへの行き方(アクセス)
ブルージュまでは、ブリュッセル中央駅(Bruxelles-Central)からベルギー国鉄(SNCB/NMBS)のIC(インターシティ)で約1時間。列車は早朝から深夜まで運行していて、1時間に2〜3本と本数も多く、日帰り旅行にぴったりです。
チケットは駅の券売機や窓口、またはSNCB公式サイトやアプリでも購入可能。料金は片道16〜17ユーロほどで、往復割引はありませんが、12歳未満の子どもは大人1人につき最大4人まで無料で同伴できます(Kids Ticket制度)。
ブルージュ駅から観光の中心部までは徒歩15分ほど。最初に訪れる「ベギン会修道院」や「愛の湖公園」は駅からの道すがらにあるので、効率よく観光がスタートできます。
ブルージュ観光のスタートはベギン会修道院と愛の湖公園から
10:33にブルージュ駅に到着。
駅前の並木道を歩いて向かったのは「ベギン会修道院」と「愛の湖公園」。
観光客がたくさんいて
駅からみんな同じ方向に行くにで
地図を見なくても前の人について行ったら辿り着けます(笑)
ベギン会修道院(Begijnhof)は、13世紀に独身女性たちが共同生活を送っていた場所で、
今も白壁の建物と芝生の中庭が静かに残るブルージュの代表的な観光スポット。
修道院といっても厳格な宗教施設というより、
敬虔な生活を選んだ女性たちのコミュニティのような場所で、
現在は修道女が数人暮らしています。
観光客にも開放されていて、静けさと整った景観がとても印象的でした。






愛の湖公園からは尖塔が湖に映るブルージュらしい風景が広がっていて、
とっても美しかった!!!




ランチはDe Halve Maanでベルギー料理とクラフトビールを満喫
次に向かったのはブルージュ唯一の家族経営ブルワリー「Huisbrouwerij De Halve Maan」。


ランチ営業は12時スタートなので、少し前に到着して店内の席を確保。
12時過ぎるとお客さんが続々と来るので早めがおすすめです。
予約はできません。




オーダーしたのは、
白アスパラのミモザ風サラダ、
カルボナード(ベルギービールで煮込んだ牛肉料理)、
チーズと生ハムの前菜プレートなど。








どれもビールとの相性抜群で、どのお料理も本当に美味しかったのですが、
特に前菜プレートが大正解!
これさえあれば何杯でもビールが飲めそうなくらい、
ぴったりの組み合わせでした。
ビールはもちろんここでしか味わえない「Brugse Zot」シリーズをチョイス。




最初にいただいた「Brugse Zot Blond(ブロンド)」は、
明るい琥珀色でほんのり柑橘が香るフルーティーな味わい。
クセが少なく飲みやすいので、乾杯にもぴったりです。
お料理に合わせて選んだ「Brugse Zot Dubbel(ダブル)」は、
キャラメルのような香ばしさと深みがあって、
カルボナードと合わせると旨みの相乗効果が抜群でした。
どちらのビールもグラスに注いだ瞬間から香りが立ち、クラフトビールならではの個性が光ります。
レストランのすぐ隣にはギフトショップもあり、Tシャツやグラス、瓶ビールなどのお土産も充実。
ビール好きの方ならギフトショップも楽しめるはず!
おすすめ度
聖母教会は“プリンセスが出てきそう”な美しさにうっとり
ランチのあとは徒歩5分ほどで「聖母教会(Onze-Lieve-Vrouwekerk)」へ。


近づくにつれて見えてくる高さ115メートルの尖塔はブルージュのランドマークで、
レンガ造りの教会としてはベルギー国内で最も高いんだそう。
実際に目にすると、あまりの美しさに立ち止まって見上げてしまうほどでした。


教会全体のデザインがとても優雅で、装飾の細部まで美しくて、
思わず「ここからディズニープリンセスが登場してきそう…!」と本気で思ってしまうくらいの雰囲気。ブルージュの中でもとくに心に残った場所のひとつです。


ちなみに、内部にはミケランジェロ作の「聖母子像」が展示されていて、
これを目当てに訪れる方も多いそう。
今回はそちらの有料エリアには入らず、外観のみ見学しましたが、
それでも十分すぎるほどの見応えでした。
ブルージュ観光のハイライト!運河クルーズで絵本のような風景を堪能
続いて訪れたのは「Rozenhoedkaai船着き場」。
ここからはブルージュ観光の定番、運河クルーズに参加しました。


料金は大人15ユーロ、子ども9ユーロ(4〜11歳)、所要時間は約30分。(2025年現在)
20-30分くらい待ちました。




ガイドは英語とフランス語で、街の歴史や橋の名前などを軽快に紹介してくれます。
赤レンガの家並みや尖った屋根、アーチ型の石橋の下をくぐるたびに景色が変わっていく様子は
本当に見応えがあり、特にボニファシウス橋や三連アーチの橋ではスピードを落としてくれるのでシャッターチャンスもばっちり。
水上から街を見上げる体験は、ブルージュ観光でぜひ体験してほしいおすすめポイントです。
マルクト広場でブルージュらしい街並みを満喫
クルーズのあとは、ブルージュ観光の中心「マルクト広場(Markt)」へ。


カラフルな切妻屋根の建物がずらりと並び、まるで絵本の1ページのような景色が広がる広場です。
石畳の上にはカフェやレストランのテラス席がずらっと並び、
観光客も地元の人ものんびり過ごしていて、とてもにぎやか。


広場の奥にそびえるのが、ブルージュのシンボル「鐘楼(Belfort)」。
高さ83メートルのゴシック建築で、下から見上げると迫力満点。
この日は曇り空でしたが、それが逆に建物の荘厳さを引き立てていて、とても雰囲気がありました。


通り沿いにはチョコレートショップやお土産屋さんも並んでいて、
ちょっとした買い物や散策にもぴったり。
ブルージュらしい街並みと活気ある空気を一度に味わえる、
観光の締めくくりにふさわしい場所でした。
ブリュッセルに戻ってChez Léonでムール貝ディナー
16:33発のICでブルージュを出発し、
17:30前にはブリュッセル中央駅に到着。
ホテルでひと休みしてから、
19:00に予約していた「Chez Léon」へ。


ここはムール貝を通年提供している老舗のレストラン♪
美味しかったので別記事で紹介!
徒歩で回れるブルージュ観光モデルルートまとめ
ベギン会修道院 → 愛の湖公園 → De Halve Maan(ランチ) → 聖母教会(外観) → Rozenhoedkaai船着き場(運河クルーズ) → マルクト広場 → ブルグ広場 → チョコレートショップ巡り → ブルージュ駅 → ブリュッセルへ帰還
感想
ブルージュは、アクセスが良く、街歩き・グルメ・買い物・景色とすべてが詰まった
“日帰りでも大満足”の観光地。
歩いているだけで楽しく、食べて美味しく、写真を撮っても絵になる、そんな街でした。
ベルギーに行ったら必ず行くべき!
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